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代々木感謝祭 –刀剣博物館開館50年にわたる寄贈名品展

展示期間 2017年1月5日(木)~3月31日(金)
展示名 代々木感謝祭 –刀剣博物館開館50年にわたる寄贈名品展

日本刀は古来武器という性質以外に信仰の対象や権威の象徴としての側面をもち、また美術品として鑑賞の対象にもなっていました。廃刀令後本来の日本刀の役割を終え、更に第二次世界大戦後、日本刀は武器と見なされ駐留軍による没収の的となり壊滅の危機に瀕しました。しかしながら本間順治、佐藤貫一氏等の活動により戦後の混乱を脱し、両氏を中心として昭和23年に美術工芸品としての日本刀の保存・鑑賞・研究・伝統継承のため日本美術刀剣保存協会が設立され、昭和43年には付属施設として刀剣博物館が設置されました。
この度、刀剣博物館は墨田区に移転することとなりました。ここ代々木の地に開館して約50年、この地で最後に開催する展覧会として、当館が所蔵する国宝や重要文化財等の名品を一挙に公開いたします。これらは当協会や刀剣界を支えてくださった多くの方々の恩寵により当館に寄贈され、当館の活動の基盤となって日本刀の保存・継承・普及に大きく寄与した作品群です。この展覧会ではご寄贈者とともに名品を振り返り、その懇志に厚く感謝申し上げるとともに、刀剣博物館の更なる飛躍を祈念して開催いたします。