特定寄付金御礼
謹啓 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は当協会の諸事業に対し格別のご高配を賜り、厚く御礼を申し上げます。
さて、本年9月14日をもちまして平成28年9月15日から3年間にわたり募集させていただきました刀剣博物館建設事業に対する特定寄附金の募集期間が終了となりました。
期間中、個人団体あわせて515件、総額1億1903万円ものご寄付を賜りました。
この寄付金は、新刀剣博物館の最重要施設であります展示室の展示ケース施工費の他、屋上庭園の整備、館内設備の充実に活用させていただいております。
平成28年7月から着工しました新刀剣博物館は、29年8月に竣工、9月に協会本部の移転が完了いたしました。
移転後博物館開館準備を進め、新刀剣博物館は30年1月彬子女王殿下の御臨席を賜り、グランドオープンとなりました。
お陰様をもちまして現在まで延9万人を超える来館者があり、内外から高いご評価をいただいております。特に展示ケースにつきましては、刀剣類の鑑賞のための最高の設備を整え、好評を博しております。これもひとえに寄付者の皆様をはじめ関係各位のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。
開館から50年が過ぎ、日本刀文化を次の時代にもしっかり伝えていけるよう新博物館を更に発展、機能の充実を図るべく、役職員一同邁進してまいりますので、一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
本来であれば皆様お一人お一人に直接御礼の御挨拶を申し上げますところ、甚だ略儀ではございますが、御礼の御挨拶を申し上げます。
謹白
令和元年九月吉日
公益財団法人日本美術刀剣保存協会
会長 酒井 忠久
(刀剣美術 令和元年10月号掲載)
特定寄付金寄付者ご芳名
特定寄付金 受取実績
延べ人数 |
515人 |
延べ金額 |
119,039,241円 |
特定寄付金 支出実績
展示室什器 |
78,997,782円 |
館内什器 |
6,200,000円 |
1F・3F外構 |
1,019,520円 |
支出予定 |
32,821,939円 |