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沿革

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設立の趣旨

日本刀は古くからわが民族の誇りとする世界に類のない鉄の文化財であります。
私どもは、日本刀の中に明澄な精神と先祖たちの偉大な芸術的求道心を発見して、大いなる敬意を表するとともに、 この国民の宝を永久に伝承しなければならないという義務と、日本人はもとより広く世界の人々によく日本刀を理解していただき、 正しい保存の道を講じなければならない責任を痛感いたします。

当協会は、第2次世界大戦後、連合国軍の没収によって、危うく壊滅しようとしていた日本刀を混乱から救い、 これらを後世に伝えるために、昭和23年2月24日に文部大臣の認可によって設立されました。
また、会員の協力合資を基礎として昭和43年5月25日に協会に属する刀剣博物館を設置しました。
そして作刀材料確保のため昭和51年6月24日、日刀保たたらを開設しました。

当協会の目的とするところは、美術工芸品としての価値ある刀剣類の保存及び公開、さらに無形文化財としての日本刀の製作・研磨並びに刀装・刀装具の製作等の技術の保存向上に資するとともに、作刀に必要な材料の確保を図り、
これに関する調査研究と鑑賞指導を行い、わが国文化の普及と文化財の保護に寄与するところであります。

協会の沿革

昭和23年  2月 財団法人日本美術刀剣保存協会設立(東京国立博物館内)
昭和23年  9月 刀剣等の認定制度を開始
昭和23年11月 第1回刀剣研磨等技術発表会
昭和24年10月 広報誌「刀剣美術」第1号刊行
昭和30年  1月 第1回作刀技術発表会(東京都美術館)
昭和33年  6月 刀剣等の重要指定制度を設ける
昭和43年  5月 刀剣博物館開館
昭和51年  6月 日刀保たたら開設
昭和52年  5月 玉鋼製造選定保存技術選定・安部由蔵・久村歓治、日刀保保存団体認定
昭和52年11月 島根県横田町に日刀保たたらを復興
昭和57年  8月 刀剣等認定制度を廃止し、刀剣の鑑定制度に改める
平成24年  4月 公益財団法人に認定される
平成29年  8月 新刀剣博物館竣工